私は31歳で脱サラし、英語が出来なくても海外へ行きました。今思えばもっと準備していけば良かったと思いますが、”そこに行く”という事に関しては、間違いではなかったと思います。

なぜか。それは現地に行かなければ、本当に必要な情報やモノが何なのか分からないと学んだからです。インターネットで色んな情報を簡単に得ることはできますが、私が本当に役に立ったと感じた情報は、そこで経験した人から直接聞いたものばかりでした。

だからこそ目標を決めたら短期間で海外に行くなど、自分の挑戦を半歩でも踏み出し、具体的に行動して下さい。挑戦するタイミングを伺っていると、どんどん長引いてしまいます。

また、いつまでも今の環境が継続するわけではありません。自分の環境（仕事、健康、プライベート等）はもちろんですが、家族や会社の事情など、自分の都合以外で挑戦しにくくなる場合だってあるのです。　

自分が本当にやりたい事が今分からなくても、今興味がある事に向かって動き、自分自身に投資して、自分らしい人生を歩むべきです。

一部上場企業に就職していても一生安泰なんてところはありません。そこでも結局勝ち残るのは自分に投資しスキルをアップさせる人達なのです。

私はバリスタとして、本当に美味しい一杯のコーヒーを求めてカフェの聖地と呼ばれるオーストラリアのメルボルンに行きました。

そこで見たのは、わざわざ住み慣れた日本を出て、母国語でない英語を使い、物価の高い国で新しいことに挑戦している沢山の日本人の存在でした。

私は来豪3日目に運良く仕事も決まったのですが、本当に沢山の人達が仕事探しに苦労している現実がそこにはありました。自分と同じ日本人が困っているのを目の当たりにし、私は胸がギュッと締め付けられる気持ちになりました。

「なんとかしてあげたい。」
「これが僕の人生を掛ける次の道だ。」

その想いと決心を胸に、2年以上のバリスタ経験が無いと就業出来ないと言われているカフェの聖地メルボルンで、毎年50名以上の全くバリスタ経験の無い生徒さんがバリスタとして就業出来るまでにサポートをしてきました。

その結果、就業率91.4％を達成することも叶いました。